2014年11月 9日 (日)

「炎の資格」とファゴット

今回のDNAフィル演奏会。注目の1曲と言えばやはり、池辺晋一郎作曲ファゴットとオーケストラのための協奏曲「炎の資格」です。

この曲を生演奏で聞いた経験がある方は、おそらくそうはいらっしゃらない事と思います。この曲が録音されたCDも一枚しか発売されておらず、YouTubeでもこの演奏を見つける事はできません。おそらく山陰初演、まさに今回の演奏会の目玉と言ってよいでしょう。

この「炎の資格」とはいったいどういう意味なのか?

それを考察する前に、まずファゴットという楽器について少し振り返ってみましょう。手軽にwikipediaで調べてみました(笑)

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ファゴット(伊: fagotto)は、木管楽器の一つで、オーボエと同様に上下に組み合わされた2枚のリードによって音を出すダブルリード式である(複簧管楽器)。低音~中音部を担当する。英語に従い、バスーン、またはバズーンともいう。

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と記載されています。

写真のような形状をしており、木の棒を二つに折り曲げて重ねたような、まるで薪の束のような形ですね。実は、ちょっと綴りが違いますが、fagotとは、薪束という意味なんです。ちなみにバスーン(bassoon)のbassoは低い音、という意味です。

薪の束のようなファゴット、そしてそこから吹き出される音、魂のこもった炎のような音・・

この切り口から、「炎の資格」の秘密のシッポをつかめるかもしれません。次回は、この「炎の資格」について、ある人気アニメ映画の一場面を交えて考察してみたいと思います。

Foxbassoon

2014年11月 8日 (土)

DNAフィル第3回演奏会開催します!

出雲市で活動するオーケストラDNAフィルハーモニックのブログへようこそいらっしゃいました。

DNAフィルは、2011年に島根大医学部シュールカメラート管弦楽団のOBを中心に結成されたアマチュアオーケストラです。2012年11月に出雲市民会館にて 第1回演奏会、2013年に大田市民会館にて第2回演奏会を開催し、そして今年11月29日、出雲市民会館で第3回演奏会を開催予定しています。

曲は、ウェーバー作曲魔弾の射手序曲、池辺晋一郎作曲ファゴットとオーケストラのための協奏曲「炎の資格」、そしてブラームス作曲交響曲第1番です。

指揮は医師でミュージシャンの長坂行博、ファゴット独奏は地元出雲市で活躍するファゴット奏者の木村恵理さんです。

「炎の資格」とは何か?20年の歳月をかけて作り上げれた交響曲は何を伝えようとしているのか?
ぜひとも多くの皆様と一緒にこの謎に近づいてみたいと思います。どうぞお運びください。

DNAフィルハーモニック第3回演奏会

出雲市民会館大ホール

11月29日 17時開場 17時30分開演

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